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Policy

小中学生の視野を広げた教育支援(IT学習、キャリア教育の推進)

コロナ禍で見直されたIT学習環境は「家庭だけに任せる」のではなく、「公平かつ高度な学習環境」への支援を求めていきます。
文部科学省は、小中学生1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する「GIGAスクール構想」を進めています。北九州市でも、高速大容量通信回線やタブレット端末の整備中です。今後、コロナ禍によってIT学習環境のニーズが高まることが予想されます。そこで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、資質・能力が一層確実に育成できる教育環境を整備していくべきです。ソフト面での支援や学習プログラムの充実を図るともに、北九州市独自の取り組みで、学力の向上につなげたいと考えています。

子職業観や人生設計などが学べるキャリア教育の機会は、子ども達の育つ環境や場所によって大きく影響します。そこで早期に学べるよう小中学校で進めていきます。
キャリア教育により、学校教育や日々の経験が「何のためか」「何が目標か」を考える機会を作ることで、学習意欲を高め、学力アップにもつなげていきます。

高齢者の在宅生活支援(介護予防・お買い物支援)

高齢者の方に「介護を受ける」だけでなく、「できる限り元気に過ごす」ことができるよう健康寿命を延びる介護予防対策を進めていきます。
健康寿命が上がれば、家族の介護負担の軽減だけでなく、医療・介護料の財源負担も軽減されます。専門家にご意見をいただきながら、元気シニアが活躍できる社会を目指します。

すでに「地域の方」などへ実証的に実施されていますが、安定・定期的な提供とまで至っていない現状があります。さらに、コロナ禍でも特に重症化しやすい高齢者は感染リスクが高く、より一層の「買い物」のデリバリーが求められます。
ここで、買い物事業者と連携し、安定した支援を継続できるよう求めていきます。

「子ども」の社会的養護の支援拡充

子どもを虐待から守る施策を総合的に推進するため、「北九州市子どもを虐待から守る条例」が平成30年に制定されました。社会的養護施設入所となれば心身ケアはされますが、家庭と等しい生活環境ではないことから、退所後に社会復帰が難しいという課題があります。保護された子ども達は、我が子や近所の子ども達と同様に「社会の宝」です。地域全体で、子どもたちを養育することが大切であり、施設退所後の自立支援や里親の普及など、社会全体で協力し、支え合う仕組みを構築していくことが重要です。
社会的養護を必要とする子どもたちが、その権利を守られ、健やかに育つことができるよう、また、一般家庭の子どもと公平なスタートラインに立って社会に自立していけるよう、専門家の声をいただきながら提案していきます。