悲願🌸保育料第二子無償化が実現!

第二子以降の保育料が無償となります。

北九州市の独自政策として令和5年12月から「保育料第二子無償化」が開始しました!

市長選の追加マニフェストへ

武内市長の発表写真

 市長選では、厚労省出身の武内市長だからこそ、「市独自の子育て支援を!」ということで、発表された子育て支援政策です。私も財源の試算や、この発表ボードの作成などサポートさせてもらった想いある政策が実現して感無量。

議会で「早期実現にむけた財源確保」を提言

 子育て支援政策の実現の壁は・・・やはり財源。

 どんなにマニフェストで掲げて市長に就任したって

 「市長。財源確保できていませんので無理です」と断られるのが自治体運営の悲しい事実。

 もちろん、市独自政策として、長期的にみて自主財源(市の収入)で賄うことが望ましいですが、多くの市民から「まだ?これを期待し武内市長に投票したよ!」という声。

 その声に早期に応えなければ、期待した保護者も「子どもが対象年齢じゃなくなる」と恩恵を受けられません。この議会では、令和5年度6月本予算で年度内実現をできるか!?の時間がない厳しい状況でした。

 そこで、私が提案したものは国財源(物価高騰対策)である「地方創生臨時交付金」。

 この交付金は期間限定なら活用できる!暫定的に国交付金を活用するというもの。 

チェック!

実際にR6年度からは市財源で捻出しております🌸

武内市長は市役所財政当局が厳しい姿勢を貫く苦しい中で、「6月本予算として示す」ことを回答。これはかなりの前進でした。このように市議の立場で政策実現にむけて市長とコラボしております。ぜひご視聴ください。

 

議会登壇時の写真 
動画リンク:北九州市議会 議会中継 - 発言内容 (discussvision.net)

子育て支援は精神的・経済的負担の軽減が必要

 私が「子育て支援」として一番重要だと考える柱は

 「保護者の精神的かつ経済的な負担軽減」です。

 これは、私自身が20歳代前半で3人出産(仕事復帰しながら)した経験があるためです。

 よく子育て支援は「親を支援するだけじゃん!」という声もあります。

 その声は自分事として受け止めますが、確実に言えるのは、「親の笑顔」「親の精神的かつ経済的余裕」は豊かな子育て環境に繋がると実体験をもって言えます。

 現代社会において、女性の社会進出が当たり前になってきただけでなく、家庭において所得が上がらない中で「女性の就労が家計を支える」という現状もあります。

保育料って実は高い!という衝撃

 そんな中でも私は「子どもをたくさん産みたい!」と願い、20歳の時に3人出産計画を決意しました。

 となると、3人出産にむけて今後の費用や使える制度を調べてみた結果。

 「医療費は乳幼児医療で小学校に上がるまでは無料(3割負担→ゼロ)。なるほど。

 ん!?!?保育料は所得に応じて高い!!これを毎月!?高等教育が高いことは聞いてたけど保育料ってこんなに高いの!?!?」

 という衝撃が走りました。

 どうすれば格安で抑えられるか考え、行き着いた考えが、「子どもの年齢差を近くする」こと。実は、同時に保育所に預ける子どもをカウントして多産割引があるのです!!

 年間でいうと数十万円も変わってくることも。。。

【資料】毎月の保育料

 さらに今回は、これまで「第二子が半額」であった負担分を「無料」へ!

 「市独自の取組みとして、保育所等の同時利用や子どもの年齢にかかわらず、生計を同一にしている子どものうち、最年長者を第1子、その下の子を第2子とカウントし、第2子以降の保育料が無償となります。」

 多産奨励は少子化に必要である中で、「出産する兄弟の年齢差」で負担が軽い家庭と、負担が発生するのは公共政策の目的としてもナンセンスでした。

 これを国が全国で進める国策!と考えますが、まずは地方から国を動かしていく。このムーブメントを北九州市からも!がまず実現しました。

 

ポイント

保育所利用ニーズの高まりを予想し、その後の議会で「認可外保育の拡充」「保育人材確保」もあわせて要望し、地道に拡大へと進んでいます。

少子化対策には「保護者の負担軽減」は重要

 少子化対策の観点においても、「保護者の負担」は強く影響しています。

 国の調査においても「理想の数の子どもをもてない理由」として、一番の原因は「子育てや教育にお金がかかりすぎる」ことが分かっています。

【資料】多産が難しい理由

子育て支援はもう十分!というご指摘も受けますが、子どもを育てる親が孤立化する社会現状において、常にアンテナを張りながら、「まだまだ足りない」という意識をもって、今後も取り組んでまいります。

関連URL 北九州市HP:第2子以降の保育料の無償化